男性の皆さん、メンズオールインワン化粧品を使ったことはありますか?
忙しい日々にも、しっかりスキンケアができる便利なアイテムですよね。化粧水や乳液はもちろん、美容液やクリームが入っているものも。特に、化粧水の役割を担うものが多いようです。どんな成分が化粧水に入っていると敏感肌に良い影響があるのか
さて、敏感肌の人はどんな成分が化粧水に入っていると良い影響があるのでしょうか?
まず、肌が敏感な状態に陥ってしまう原因のひとつに、乾燥があげられます。
肌がうるおっていると、バリア機能が正常に働き、あらゆる外的刺激から肌を守ってくれます。
しかし、肌が乾燥してしまうと、バリア機能が低下してしまい、神経が過敏な状態になってしまいます。その結果、ちょっとした刺激にも反応しやすくなってしまい、敏感肌になってしまうのです。
以上のことから、敏感肌の人にはバリア機能を高める美容成分が入っているものがおすすめとなります。
直接的にバリア機能を高める成分もありますが、保湿効果の高い成分も肌がうるおいを取り戻すため、バリア機能を高めることに繋がります。
具体的にあげるなら、「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「セラミド」といった保湿効果の高い成分の入った化粧水を使うといいでしょう。
ヒアルロン酸はご存じのように、肌にうるおいを与える成分になります。1gで6Lもの水分を抱えることのできる成分で、肌にうるおいと弾力を与えてくれます。
また、ヒアルロン酸と同じくらい耳にすることの多い成分、コラーゲン。
コラーゲンというと、肌にハリを与える成分として有名ですが、コラーゲンは水分を多く含むヒアルロン酸を抱え込み、うるおいを逃さない効果があります。
そして、セラミド。このセラミドこそ、敏感肌の人に積極的に取り入れたい成分なんです。
セラミドは、肌を保湿する役割もありますが、バリア機能を高める効果のある成分でもあります。
肌へのうるおいもさることながら、バリア機能を高めることは何より大事にしたい敏感肌にとって、セラミドは必要不可欠な成分と言っても過言ではありません。

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敏感肌にあう化粧水の選び方は?
敏感肌の人には、セラミドが特におすすめの成分とお話しましたが、セラミドの中でも強くおすすめしたい種類があります。
セラミドにはいくつかの種類があるのですが、その中でも「セラミド2」という成分。
セラミド2は「ヒト型セラミド」とも呼ばれ、最近では、男性用女性用を問わず、保湿重視の化粧品に多く配合されている成分です。人の細胞には、元々セラミドが存在していますが、その細胞内にあるセラミドの形に似ているのがセラミド2であるといわれ、安全性が高いことで知られています。
セラミドは分子が大きく、そのままでは肌の奥まで浸透しません。したがって、選ぶ際には分子を細かくしている「ナノ化セラミド」や、細胞内の配列と同じ作りでカプセル化された「セラミドナノスフィア」などがおすすめです。
化粧水を選ぶ際は、セラミド2(ヒト型セラミド)で、ナノ化しているものを選ぶようにすると、敏感肌には効果的と言えます。
なお、化粧水を選ぶ注意点としては、添加物に注意すること。
香料はもちろん着色料や保存料、鉱物油等のアレルギーを誘発する恐れのある添加物は敏感肌の大敵です。
添加物が入っているものは避け、肌トラブルのリスクを減らすことも重要です。
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保湿力、抗酸化作用に優れたふたつの成分の効果により、うるおいに満ちた、生き生きとした肌に導きます。
また、スーパーヒアルロン酸やヒト型セラミドなど、美容においてトップクラスの保湿成分が配合。肌がうるおいで満たされることで、肌機能が正常になり、肌トラブルの回避に繋がります。
敏感肌で化粧水を使わないとどうなるのか?
敏感肌の人が化粧水を使わずにいると、肌はますますうるおい不足に陥り、敏感肌の症状が悪化します。
その結果、敏感肌から皮膚炎を発症してしまう恐れも。
皮膚炎を発症してしまった場合、いつも使っている化粧品がヒリついてしまったり、かゆみを伴うようになります。
敏感肌用の化粧品さえ受け付けなくなることもあるので、皮膚炎を発症したら、早めに医療機関を受診し、適切な対応を行うようしましょう。
敏感肌に効く化粧水は男性用と女性用で違いがあるのか?
敏感肌に効く化粧水の、男性用と女性用の違いですが、敏感肌に関して言えば特に設けられていません。
というのも、肌状態のメカニズムは一緒の状態にあり(肌が乾燥し敏感な状態になっている)、必要としている成分も同じになるからです。
その証拠に、敏感肌用の化粧品は性別を問わずに使える処方になっています。なので、男女差ではなくあくまでも肌状態で選ぶようにした方がベストです。
ただし、敏感肌でも「脂漏性皮膚炎」を発症している人は、あまり保湿効果の高すぎるものは良くないと言われています。
そもそも、脂漏性皮膚炎は皮膚炎になるので皮膚科への受診がベター。専門医の指示を仰ぎ、適切な化粧品でスキンケアを行うようにしましょう。
敏感肌に対する化粧品以外の対策とは?
敏感肌に対する化粧品以外の対策としては、いくつかあげられますが、中でも「ストレス」や「睡眠」、「食事」への対策が有効といえます。
ストレス型溜まると血流が悪くなり、十分な酸素や栄養が行き渡らなくなってしまいます。
また、睡眠不足が続くと自律神経が乱れ、新陳代謝や肌機能が低下。その結果、ターンオーバーが乱れ、肌が乾燥しはじめバリア機能が低下します。
バリア機能が低下してしまった肌は、少しの刺激にも過剰に反応してしまい敏感肌になってしまうのです。
敏感肌の人は、過度なストレスを溜めないように工夫をし、十分な睡眠を取るようにすることが大切です。
また食事も、ビタミンやミネラル、タンパク質などの、肌に良いとされる栄養成分をバランス良く摂取することが改善へ繋がります。
敏感肌が一向に改善しない人はもちろん、敏感肌になりやすい人はその点を見直してみると良いでしょう。
敏感肌の人は、バリア機能を取り戻し高めることが改善への近道になります。バリア機能を高めるためには、保湿をしっかり行い生活習慣も見直すことが大切です。
セラミドを中心とした高保湿成分を取り入れ、トラブルに負けない肌づくりを心掛けましょう。