できる男というと、仕事もプライベートもそつなくこなし、身だしなみもしっかり整えている・・というイメージですが、最近のできる男は、実はそれだけではありません。
今、できる男が意識して取り組んでいるもの、それが匂いケアです。
汗臭やミドル脂臭、加齢臭など、男性を取り巻く環境は、ニオイとの戦いといっても過言ではありません。
ニオイひとつで印象がガラリと変わってしまう、だからこそ、できる男は匂いケアを率先して行っているのです。
できる男に加齢臭はNG!その原因と対策は?
年齢と共に、男性は渋みを増しセクシーになっていくものですが、比例して現われるものがあります。
それが、加齢臭です。
加齢臭は、主に中高年以降の年代に多く発生するニオイのことで、古いタンスのニオイやろうそくのようなニオイと例えられています。
その原因となるのが「ノネナール」という物質で、体に溜まっている脂肪分が酸素に触れることで発生します。
肉の脂身や揚げ物などを多く摂取する人は、加齢臭を発生しやすいとされています。
年齢を重ねると、体内で活性酸素を抑制する力が衰えてしまうのも、加齢臭の発生原因のひとつ。
活性酸素もまた、体をサビつかせる原因なので、加齢臭を発生しやすくしてしまうのです。
対策としては、体がサビつく生活習慣を改善すること。
例えば、過度な飲酒や喫煙を避ける、運動不足を解消し有酸素運動を取り入れ体の酸化を防ぐなどがあげられます。
食生活においても、栄養バランスの取れた食事を心掛けるようにしましょう。
体を丁寧に洗うことも忘れてはいけないポイントです。
特に、加齢臭は耳の後ろから発せられることが多いので、しっかり洗うようにしましょう。
柿渋やミョウバンなどの、消臭効果の高い成分が入っている石鹸やボディソープを使うのもおすすめです。
なお、アンケート調査によると、自分以外の人の体臭が気になったことがあると答えた割合は、男性で86.3%、女性では何と90.3%。
体臭が気になる場所は、電車や職場と言った回答が多く見られ、人の集まる場所や、至近距離で人と接しなければいけない場所が上がっています。
自分以外のどんなニオイが気になるか?という質問に対し、約半数の人が加齢臭との回答しているとのこと。
できる男にとって、加齢臭は絶対NGということが、このアンケート調査からも見えてきますよね。
ビジネスシーンで許される香りはどのようなものか?
加齢臭の元をしっかり洗い落としたら、今度は、匂いで体をケアしていくことにしましょう。
ビジネスシーンにおいて、一番大切にしたいのは、やはり清潔感ではないでしょうか。
香りは、直接脳に働きかけるほどの影響力があり、その人の印象を左右する大切な要素です。
無臭よりも、ほのかに香る方が印象に残りやすく、ビジネスシーンでは、ぜひ活用したいところ。
シトラス系の香りは、人に爽やかな印象を与え、香り自体も重い香りでは無いのでシーンを選ばず使える匂いです。
比較的若い世代に使用される香りではありますが、ビターな香りが混ざっているものならば、大人世代の男性が使っても浮くことはありません。
シトラス系では軽すぎると感じる人は、フゼア系の匂いはいかがでしょうか。
落ち着いた印象を与え、上品さを演出することができますよ。
なお、ココナッツやバニラなどの甘ったるい匂いや、そもそもキツすぎる匂いはビジネスシーンでは不向きと言えますので、くれぐれもご注意を・・。
アフター5や休日で好感を持たれる香りはどのようなものか?
アフター5や休日は、基本的にどんな香りでも構いません。
ただ、やはりTPOは大事にしたいところ。
バーなど、主にお酒を楽しむのであればセクシー系やスパイシー系の香りがオススメですが、レストランやカフェなど、食事を主に行うのであれば話は別。
香りのキツい匂いは、せっかくの食事を妨害しかねないからです。
食事に行く際は、比較的軽めの香りのものを選んでつけるのがベター。
シトラス系やハーブ系のフレグランスなら、食事の邪魔にもなりませんし好感を持たれやすくなります。
映画館などの密閉された空間に行く際も、匂いをよく考える必要があります。
匂いの系統は問いませんが、キツく香るものはやはり避けるべきです。
そもそも、一緒に時間を過ごす人が、香りが苦手な場合も考えられますので、リサーチできるのであればリサーチしておくこと。
リサーチができない場合は、カジュアルな印象のシトラスやグリーン系のもので、まずは様子を見るのもいいかもしれません。
どんな香りが良いのか分からない場合は、性別を問わない匂い、いわゆるユニセックス系の香りを身にまとうのもオススメ。
男性、女性問わずに好かれる匂いなので、失敗がありませんよ。
つけ過ぎは厳禁!匂いはほのかに香ってこそ活かされる
匂いというのは、人に好印象を与えますが、逆に最低の評価が下されることもある、とても大切な要素です。
例えいい香りを身につけていたとしても、さじ加減を間違えてしまうと台無しになります。
香りで人を魅了する一番の方法は、ほのかに香らせること。
ほのかに漂う匂いに、人は想像し、思いを馳せるものなのです。
キツい匂いは、香害にしかならず、人を引きつけることはできません。
つけ過ぎることなく上手に香りを操り、大人の色気が匂い立つ、素敵なできる男を目指していきましょう。